血液のがんですが、初期に治療を始めれば高い確率で症状の改善が得られます

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困っている猫

リンパ腫
って?

リンパ腫は血液のがんで、 白血球の中のリンパ球とよばれる細胞が、がん化したもの
造血器(血液をつくる臓器)に見られる腫瘍の大半がリンパ腫で、皮膚やリンパ節、腸や腎臓など、あらゆる部分にできるのが特徴です。

主な
症状

  • 急激に体重が減少する
  • 頻繁に嘔吐する
  • 下痢が続く
  • 食欲不振 など
食欲不振になっている猫
どんな年齢・猫種の猫がなりやすい?
リンパ腫は8~10才頃から増える傾向にありますが、若くして発症するケースも。リンパ腫の種類や発生する部位によって進行具合などは細かく異なります。リンパ腫は、すべての猫種に発症する可能性があり、とくにシャムやシャムのミックスは遺伝的に罹患しやすいといわれています。

主な
種類

リンパ腫には種類があり、猫の場合は腸などにできる「消化器型」がもっとも多く見られます。そのほか、胸の中のリンパ節が腫れる「縦隔じゅうかく型」、体表のリンパ節が腫れる「多中心型」、リンパ節以外の器官・組織にできる「節外せつがい型」などがあります。

高分化型の消化器型リンパ腫は、とくに高齢の猫に多い傾向に。この種類のリンパ腫は細胞の増殖が比較的遅く、ゆっくりと病気が進行していくため、悪性度は低いタイプとされています。 初期に治療を始めれば、高い確率で症状の改善が得られて、寛解することもあります。

治療法

治療法は、リンパ腫の種類によりますが、抗がん剤を使用する化学療法が中心です。がんのできている部位によっては、腫瘍を小さくしていく放射線療法や、外科手術で病変部を切除するケースもあります。
抗がん剤は薬の種類によって、注射や点滴のタイプと、飲み薬のタイプがあります。注射や点滴のタイプは動物病院で投与し、副作用が出ないか様子見が必要です。獣医師とコミュニケーションをとりながら、愛猫にとってベストな治療法を考えていきましょう。

点滴を受ける猫
食欲不振になっている猫

発行元:アニコム損害保険株式会社

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