異物が消化管に詰まると、嘔吐を引き起こします

いぬの病気、そこが知りたい!

困っている犬

消化管内異物
ってなに?

どんな
病気?
誤食したものが食道や腸に詰まり重篤な症状を引き起こします。
たとえば、異物が、消化管内を傷つけたり、詰まって 閉塞 へいそく を起こしたり、場合によっては、消化管に穴があいて命にかかわることも。

症状

異物が消化管に詰まると、
嘔吐を引き起こします。

\ この症状は /
急いで動物病院へ

食道で詰まった!

水を飲んでも
吐く

食道に異物や食べ物のかけらが詰まっているせいで、フードだけでなく水でさえ吐いてしまいます。
食べたり、飲んだりしてすぐに吐く、という症状が出ます。

小腸で詰まった!

食欲もありフードも
食べるのに吐く

食欲もあってフードをいつものように食べるのに、しばらくすると吐く、というもの。初期の腸閉塞の症状です。何度も吐くため、徐々に元気がなくなっていきます。

飼い主さんが気づかないところで、愛犬が異物を食べてしまったケースは案外多いものです。「水を飲んでも吐く」「食欲があるのに吐く」という症状は、異物による可能性が高いので、できるだけ早く動物病院で受診しましょう。

心配する飼い主

予防

犬用のものでも、長年遊んで摩耗したおもちゃや、犬が噛んで小さくなった犬用ガムは、飲みこむと食道や腸に詰まるおそれがあります。定期的におもちゃを見直す、小さくなった犬用ガムは処分するなどの対応も必要です。
また、日々の暮らしにおいても、蓋つきの倒れにくいゴミ箱に替えたり、犬の足・口が届くところに物を置かないなど、注意して過ごしましょう。

蓋つきのごみ箱を使用する

とくに気をつけたい犬
0~3才の若齢の犬 シニアの小型犬

とくに多く見られるのが0~3才の若齢犬。好奇心が旺盛で、なんでも口にしてしまう傾向が強いためかもしれません。
また、シニアの小型犬は、異物だけでなく、果物やご飯といった食べ物を食道に詰まらせることもあります。シニア犬になると、飲みこむ力が低下するのも原因のひとつと考えられます。

治療

異物の種類や詰まった部位により、内視鏡や外科手術が必要なことも。

異物を食べてから時間が経過していないなら、吐かせる処置ですむ場合もあります。ただ、竹串のような鋭利なものは、吐かせることで胃や食道をさらに傷つけるおそれがあるため、内視鏡や外科手術で取り除くことに。時間が経過し、異物による腸閉塞を起こしているケースでは、外科手術が必要です。異物によって腸が切れてしまっていると、助けるのが難しい場合がありますので、愛犬が異物を食べた場合には、飼い主さんの判断で処置しようとせず、まずは動物病院へ連絡しましょう。

嘔吐する犬

発行元:アニコム損害保険株式会社

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