9月のテーマ そこが知りたい!~猫カビ (皮膚糸状菌症)~

そこが知りたい!~猫カビ (皮膚糸状菌症)~

カビ(真菌)が皮膚に付着し皮膚病を引き起こす病気

猫カビ(皮膚糸状菌症)は、真菌というカビが、猫の毛や皮膚に付着し、増殖することで脱毛などの皮膚病を引き起こします。真菌(下写真参照)が付着すると栄養体である菌糸が増殖して被毛や角質に侵入することで感染が成立します。
おもな症状は、脱毛。発症すると、顔周りの毛が円形に抜け、かゆがるような様子を見せることもあります。子猫や猫エイズキャリアの猫など、免疫力が弱い猫や、糖尿病や腎臓病などの基礎疾患があり抵抗力が落ちている猫がかかりやすい傾向に。ほかに長毛猫も発症しやすいよう。また、この病気は人にうつることもあります。人に感染すると腕の内側などに紅斑などができ、強いかゆみを生じます。

猫の体調を確認する女性のイラスト
真菌に当たると発光する特殊な光を使う検査

皮膚糸状菌症が疑われた場合は、真菌に当たると発光する特殊な光を使う検査や、顕微鏡による検査、培養検査などで感染の有無を確認します。

ミクロスポーラル・カニスという真菌

猫カビの原因となる皮膚糸状菌の90%以上は、ミクロスポーラル・カニスという真菌(上写真)。猫は毛に、人は皮膚に付着しやすいです。

治療法は?

猫の治療はシャンプーや外用薬の塗布、抗真菌薬の内服などが行われます。猫が触れた場所に真菌が付着している可能性もあるので、発症と再発防止のために猫が使用したグッズを洗う、処分するなどの対策が必要です。

治療のため洗われる猫のイラスト
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