
ノミやダニ、蚊が活動的になる5月は皮膚や心臓の病気に注意!
5月は平均気温が20℃を超え、さまざまな虫たちが活動的になる時期。犬の病気の原因になりやすい3つの虫、ノミ、ダニ、蚊も例外ではありません。
ノミ・ダニ寄生 フィラリア症に!
虫の出やすい場所には近づかない
うっそうとした草むらや山の中、水辺に近い場所が危険スポット!
散歩やお出かけのときなどで外に行く際は、虫が少ない場所を選んで歩き、虫となるべく接触しないことが大切です。とくに虫が出やすいのは、草木が生い茂った場所。また、川や湖などの水辺には蚊が発生しやすいので、できるだけ避けましょう。

ノミ・ダニ寄生 フィラリア症に!
予防薬を投与する
地域にもよりますが、フィラリアは4月中旬~12月、ノミ・ダニは一年を通して予防するのが理想
フィラリアの予防は、蚊の活動時期に合わせて行います。地域によって時期は多少変わりますが、予防を始めるのは暖かくなってくる4月中旬〜5月、終えるのは11〜12月ごろのことが多いです。ノミ・ダニは冬でも暖かい家の中で活動していることもあるので、できれば一年を通して予防するのがベター。
スポットタイプのつけ方のコツ

毛をしっかりかき分け、薬液を地肌に垂らして
肌につけるべきスポットタイプの予防薬を被毛だけにつけている飼い主さんも多いそう。毛をしっかりとかき分け、地肌を出してから薬液を垂らすことを心がけると、より予防効果が期待できます。
ノミ・ダニ寄生 フィラリア症に!
散歩やお出かけの前後にケアする
犬用の虫よけスプレーの併用で強力ガード!お出かけ後のケアも予防に
定期的な予防薬に加えて、外に出るときには犬用の虫よけスプレーを使うとガードする力がより高まります。また、帰宅後は体や足で汚れているところを拭き、皮膚を清潔に保つことも予防に。マダニがついていないかどうかも確認しましょう。
愛犬もなりました!
保護したときにはフィラリア陽性の結果!1年かかって完治しました
保護犬だったゆきまるは、迎えたときにはすでにフィラリア陽性でした※。とくに症状は出ていなかったものの、毎月欠かさずにおやつタイプの予防薬を与え続けていました。治療を始めてから1年ほどたった先日、血液検査をしてみるとフィラリアが陰性に! 今でも予防薬を毎月欠かさず与えています。

神奈川県 森 優子さん、ゆきまるくん
(オス・5才/ 13.4kg/ミックス/とても繊細で臆病)
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診断名 フィラリア症
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治療内容 フィラリア予防薬の投与
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発症からこれまでの通院回数 2回
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発症からこれまでの治療費計 約2万円
※保険始期日前のケガ・病気は保険の対象となりません。
データ提供/アニコム損害保険株式会社
※本連載で引用している「家庭どうぶつ白書2016」は、アニコム損保の「どうぶつ健保」にご契約のあった猫67,882頭を対象にしています。
※始期日(保険契約の開始日):2014年4月1日〜2015年3月31日。
※イラストはすべてイメージです。
発行元:アニコム損害保険株式会社