犬も人間と同じように歯周病になります。歯周病は、歯垢中の細菌によって引き起こされる病気で、口臭や食べる時の痛みといった症状があります。ひどくなると、ほっぺに膿が溜まることもあります。また、歯周病は心臓病等とも関係しているという報告もあります。
年齢ごとのリスク
年齢に比例して歯周病の罹患率は高くなり、特に5歳あたりからの増加が著しい状況です【グラフ1】。 また、小型犬に多いと言われていますが、実際に体重が軽い方が罹患率が高いことがわかりました【グラフ2】。


歯周病を防ぐために
歯周病は、日頃の心がけで防ぐことができます。ご家族の力で予防していきましょう。
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色のチェック
健康な犬の歯は、真っ白です。色を見るだけでも歯石の付着具合をチェックできます。 -
キスはほどほどに
実は、人と犬の歯周病菌はお互いにうつります。キスからうつることもあるため、愛情表現はほどほどに。 -
歯みがきしすぎにご用心
歯周病菌には、血液に含まれる鉄分を好む菌がいます。歯石がついてから慌てて強い力でみがくのではなく、毎日コツコツ優しくみがいてあげましょう。
※イラストはすべてイメージです。
発行元:アニコム損害保険株式会社