夏は、一緒にお出かけしたり楽しいことも多い季節ですが、危険も隠れています。
ワンちゃんとのお出かけや散歩の際は、時間や歩く場所にも注意しましょう!
熱中症を避けるために、夏の日中の散歩は避けなければなりませんが、同時に肉球のやけどにも注意しましょう。
真夏のアスファルトの温度は、日中60℃近くにまでになり、夕方になっても熱いままです。
そのため素足のワンちゃんは肉球をやけどしてしまいます。
アスファルト以上に熱くなるマンホールや、海に行った際の砂浜にも注意が必要です。
肉球ってどういうところ?
外側は角質層が厚くなったものでできており、内側は脂肪でできているので触るとプニプニして柔らかいです。そのおかげで衝撃に対する緩衝材、グリップの役割をしており、滑らずに走ることができます。
地面と最初に触れるのは肉球で、ワンちゃんにとって靴の働きをしている大切なところです。
肉球はとても治りにくい
肉球のキズや、やけどは治りにくいものです。角質層には血管が少なく再生能力が低いことに加え、舐めて傷口から細菌感染を起こしてしまうことも。そのため治るのにとても時間がかかるのです。

やけど・熱中症を予防するために
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散歩は昼間を避けて、早朝か夜にしましょう。
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歩いた後はお水や氷などで冷してあげましょう。
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肉球にクリームを塗ってケアをしましょう。
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お散歩前に、道を手で触って温度をチェックしましょう。

やけどしてしまったら
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肉球に水泡ができたり、皮膚がむけたりただれたりします。
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すぐに患部を冷やして動物病院に行きましょう。
※イラストはすべてイメージです。
発行元:アニコム損害保険株式会社